柄の考案
手機から進化した織機の最大値を目指して、職人が考えるからこそ追求できる世界。暮らしの中で使われるものだから、邪魔にならず、アキのこないシンプルな柄を。
![柄の考案](https://igusalabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/20210607094053.jpeg)
グラフ用紙を使い、柄を完成させていきます。
この時、色味も考えながら図案を起こします。
一つの柄で何色もの色パターンの組み合わせが可能なので、い草本来の質感を味わえる色合わせや空間に緊張感を持たせるための存在感のある色合わせなど、柄と色味を行き来しながら作り上げます。
![柄の考案](https://igusalabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/20210607094039.jpeg)
![柄の考案](https://igusalabo.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/20210607094100.jpeg)
出来上がった図案を基に、コマ板に手作りした「コマ」を一つづつ貼り付け一列の柄を作成します。そうして出来上がっていった一列のコマ板を網繋ぎ、一つの「紋板」が出来上がります。
職人自身が織機の特徴に合わせた柄を考えることで機械のポテンシャルを最大限発揮することができると考えています。